【猫日記】猫と生きるという選択
今回はこちら、
- 二人の生活から少なくなったもの
- 猫ちゃんから与えられるもの
- 生活リズム
- 猫という生き物
- 猫と共生するということ
今まで「猫より犬派」だったワタシが「どっちも派」になったきっかけは、確実にこんぶくんのおかげ。
これらはワタシが過去に綴ったヒマラヤン猫「こんぶくん」の記事です。
プロフィールにも書いてある通り、ワタシは昨年末からパニック障害・自律神経失調症を患い今でもその障害と闘っています。
思い返せば、始まりは2年前の4月頃でした。
世間からまだまだ理解され難い病だと思いますが、本当にこういった症状は心も体もまるで自分のものではないような感じになり、つらく、失うものがとても多いです。
色々な療法を彼や家族や医師と、探して試してきました。
そのうちのひとつに、ペットセラピーがありました。
ちからを貸してくれたのはこんぶくん。
猫の手を借りました。
ワタシはこんぶくんのパパでもある彼のお兄ちゃんの姿を客観的に見ていて、まず生活スタイルが改善され、毎日をとても楽しそうに過ごしているように思いました。
会ったときは必ずこんぶくんの話題で笑顔になり、こんぶくんがいたおかげでワタシたち家族の絆も深まりました。
4/4におうちに迎えたとろろですが、ワタシも猫を飼うのは初めて。
とろろも人の家で人と生きるのは初めて。
お互いに初めてのことばかりです。
そこでワタシは大事なとろろのために、ブログやコラム、猫サイトを何日もかけてチェックし勉強しました。
先輩パパのお兄ちゃんにもたくさん相談しています。
現時点でワタシが感じた、また先輩方から得た「猫と生きるという選択」について書いていきたいと思います。
プロローグがかなり長くなりましたが、引き続き読んでくれたら嬉しいです!
1.二人の生活から少なくなったもの
今ワタシは彼と同棲生活中で、彼のご家族の理解もあり、様々な面での影響を考慮し私事ではありますが今月中旬に入籍することになりました。
数年間生活を共にしているワタシたちは、二人とも美味しいごはんや美味しいお酒が生きる活力になっています。
二人で過ごす「食の時間」というのがワタシたちには譲れないものでした。
しかし!
まず猫と生きるということは、譲れないものが少なくなります。笑
猫の身体能力というのは人間の想像をはるかに超えてきますので、夕飯どきの食卓なんてテーブルの上は猫にとって獲物だらけ。
食べる食べない関係なく、いつもないものがあるというだけで興味津々なのです。
そのため、ゆっくりご飯を食べる時間は無いと思ったほうがいいです。笑
四角いテーブルの四方から勢いよく飛び乗ってくるとろろ。
スライディングなんかも得意です。
おかげで今まで隣同士に座っていたワタシたちは、L字に座るようになりました(とろろ飛び乗り対策)
さらに、せっかく上達してきた料理の時間も少なくなりました。
ワタシがキッチンに行こうものなら、ごはんが貰えるのではないかという期待を胸についてきます。
そばにちょこんとおすわりして、じっと見つめて小さい声で『みゃ~っ』と鳴くのです。
あまりに可愛いその姿に、ワタシもつい「なぁに?^^」と反応してしまうのですが、そうすると次は爪を立てて足→背中→頭とワタシの体によじ登ってくるのです。
(ええ、もちろんワタシの体は傷だらけ血まみれですよ(^ω^))
危険ですし、そんなとろろを放ってはおけませんので、火を止めて包丁をしまってとろろの元へ行ってしまうんですね・・・
なので、ごはんもだんだん時短で作れる簡単飯になってきてしまいました。汗
2.猫ちゃんから与えられるもの
とろろがおうちに来てからたった一週間で、すでに与えられているものは数多く。
一番は癒しです。
寝ている姿、寝る前のふみふみちゅぱちゅぱ、寝起きのあくびとのび~姿、遊ぶ姿、甘える姿、ごはんを食べる姿、うんちをする姿・・・
挙げたらキリがありません。
そしてワタシの場合は、ペットセラピーをしてもらっています。
眠い時はワタシの横でふみふみして寝たいよアピール。
お布団まで連れて行かないとしっかり寝てはくれません。
腕枕は当たり前、たまにお腹の上で寝たりします。
一日のほとんどを寝て過ごす子猫ですが、一緒にいると表情や行動で眠いんだなというのがわかるようになってきました。
この信頼関係もまた、とろろから与えられたものです。
先ほどの癒しの話ですが、彼が昨晩ネットで見つけたというある記事を教えてくれました。
それは、「猫のゴロゴロという喉鳴らしが、人にリラックス効果をもたらしている」というものでした。
ゴロゴロ音の周波数が、自律神経やホルモンバランスを整える効果があるのだそうです!!
不安を和らげたり、免疫力や自然治癒力を高める効果まであるとのことなので、まさにワタシにはとろろのゴロゴロが最高の癒しになっているのです!
もうひとつ大事なことがあります。
それは、
3.生活リズム
現代の社会はとにかくストレスの多い社会だと言われていますし、ワタシもそう思います。
現にはワタシはその社会のストレスとやらに、やられた人間ですから。
それによって体調を崩したり、疲れが取れにくかったりすることもあると思います。
でも人間にとって一番大事なことは、規則正しい生活です。
栄養価の高いものを摂取することや、添加物のないものを摂取することももちろん良いことですが、それよりも朝しっかり早く起きて太陽の光をたくさん浴びること。
日中は、できるだけ活動してリズムよく体を動かして、夜はある程度の時間にしっかり就寝すること。
一番大事なところってここだと思います。
ワタシは猫ちゃんを迎えるまで、休職をしている間基本的に生活リズム自体は彼に合わせているので寝る時間や起きる時間は今までとは特に変わっていませんでした。
働いていた時は、朝早くに起きて夜中に帰ってきて睡眠時間をどう頑張っても捻出できない・・・そんな生活を続けていたら心も体も休まるはずがありません。
彼もシフト制の仕事のため、固定された曜日の休みではないし日々の出勤退勤時間もバラバラです。
仕方ないことなのですが、これがいつまで経っても生活リズムを一定化させられない大きな要因のひとつになってしまっているのです。
ただワタシに関しては、とろろを迎えてから”必然的に”規則正しい生活になっているのです。
朝は早く起こされる。
起きたらすぐにごはんを準備する。
うんちを片付けて、自分もあたたかい飲み物をすする。
SNSの更新をして、とろろと遊んで彼を起こす。
このワタシ流朝活がとてもGOOD。
天気が良い日は洗濯も終わらせて、掃除まで午前中に終わらせられる。
正午を過ぎたらとろろのお昼寝の時間。
寝かしつけ必須な甘えん坊なので、添い寝をします。
2~3時間のお昼寝をしたら、ブラッシングや爪のチェック。
耳の掃除やトイレの掃除をしたり、遊んだりします。
そして夕方に2回目のごはんを終えたら、今度はお夕寝。
これまた添い寝が必要なので、すやすや眠るとろろの姿を眺めてワタシもちょっとうたた寝します。
今度はワタシと彼の夕飯の支度。
とろろも3回目のごはんを食べて、彼の帰りを待ってワタシたちもご飯を食べます。
ゆっくり晩酌できなくはなってしまったけど、ワタシはしっかり12時過ぎると睡魔が襲ってきます。
おかげで夜は爆睡。
とろろも爆睡。
日中、何もせずに屍のように過ごすことが無くなりました。
猫ちゃんパワー本当にすごいです。
4.猫という生き物
今まで、ワタシは勝手に「猫はひとりが好きで、あまり構わない方がいい生き物」だと思っていました。
犬より飼いやすいと言われがちですが、実際に迎えてみて
全然聞いてた話と違うやん!!!!!
というのが率直な気持ち。
とろろはまだ子猫というのもあると思いますが、とにかく甘えん坊なので体のどこかが触れていないと寝ないし、あとついてくるし・・・
ひとりでまったりしているところなんてまだ見たことがありません。
常にワタシか彼の横(正面の時もある)にいます。
構わないと煽ってくるし、体をよじ登ってくるし。
わんちゃんよりも、下手したら人に対して愛情を求めてくるんじゃないかと思うくらいです。
でもおトイレは本当に楽です。
綺麗好きで、しっかりうんちも隠してくれるし、前肢や顔回りも常にきれい。
ジャンプの威力は未知なので怖いですが、バランス感覚も良くて羨ましい。
そして賢い。
ワタシはとにかくとろろに話しかけるようにしているのですが、人間のように相槌ニャ―をしてくれるし、一生懸命あの手この手で意思を伝えようとしてくれる。
こちらもそれを理解したいから、一生懸命目を見て動きを観察して、話しかける。
それを一週間続けていたら、いつの間にか少しだけ気持ちがわかるようになってきました。
今はそっとしておいてほしいんだな、今は構ってほしいんだな、抱っこしてほしいんだな、、、大体ワタシの予想は当たって行動に移すとおとなしくお利口さんになるのです。
だから猫という生き物は、元々持っている本能はどうやっても変わらないけど、生きる環境、飼い主さんとのコミュニケーションでその子の性格は変わるし、思っていた以上に育てるのは大変だし毎日が事件。
でも思ってた以上に人間味があって面白い。
そして最後に、
5.猫と共生するということ
ワタシたち人間は、会話という手段を使ってコミュニケーションをとっていますが、猫ちゃんと人間の間に言葉での会話がありません。
だから、いかに猫ちゃんの行動に配慮して、表情も仕草にも敏感にならないといけないと思います。(猫に限らず)
何日も家を空けられないから旅行も満足に行けない、
環境の変化に弱いから外へ連れまわすこともできない、
お家の中ではできるだけストレスのないようにのびのびとさせてあげないといけない、
ごはんの管理もしないといけない、
トイレの管理もしないといけない、
服なんかは毛まみれになるし、
生活の時間のほとんどをペットに持ってかれる、
こう思う人は、動物を飼うべきではないですね。
特に猫ちゃんは「狩り」とか「砂漠生活」とかもってる本能がワタシたちとかけ離れすぎなので信じがたい行動も本当にマジでガチで多いです。
痛みも伴います。笑
でもワタシは、上記の「できないストレス」が、
最高!とろちゃんのためにご奉仕できている!!
と持ち前のサービス精神が発揮されて、幸福感に変わっているわけです。
とろちゃんがおじいちゃんになったとき、『人間と一緒に生きて幸せだったにゃ~』と思えるような猫生を過ごさせてあげたい。
それをしてあげるためには、彼のような宇宙レベルに優しい心をもったパートナーがワタシにとって必要不可欠な存在です。
それに実家で飼っているモモちゃんというおばあちゃん犬の存在。
ワタシが子供のころから生活を共にしたのに、お世話は母に任せっきりで自分都合ばかりだったことがどれだけ失礼だったか今身にしみて感じます。
子犬だったモモちゃんが、あっという間に自分の年齢を越してよぼよぼになる姿を見るのがつらいと思ったこと何度もありました。
でもワタシと母のたった二人の生活に幸せを増やしてくれたのはモモちゃん。
幼馴染の親子からは、生き物を飼育するうえで大切なことをいまでもたくさん教えてもらっています。
たまちゃんも「人は人を裏切るけど、動物は裏切らないからね」と名言を教えてくれました。
ワタシの周りにはこうした先輩ママパパがいっぱいいるので、安心してとろろと共に生きていくことができます!
猫を飼うということは、人が猫に飼われるということ。
その覚悟をもって、ペットと生きる生活を楽しんでいきたいと思います。
ワタシの心も体も、とろろと一緒に成長していけたらいいな。
過去最長の記事です・・・
もし最後まで目を通してくれた方がいらっしゃったら、本当に心の底からありがとうございます!!!
引き続き、ご愛読よろしくお願いします。
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