雲外蒼天ダイアリー

接客・販売系企業に勤めて8年。多忙な毎日の積み重ねで、自律神経失調症・パニック障害を発症しました。今人生初の長期療養中でお休みしています。読書や映画鑑賞が大好き!感情移入の速さが人並みを超えています… シンプルで無駄のないミニマリストに憧れる27歳のアラサー女です。命あるものの心身と向き合いながら日々好奇心や親切心を大切に人生謳歌中です。ジャンル問わず様々なことを書いていきます。どうぞゆっくりご覧下さいませm(__)m♪

【救世主①】兄弟

本日4本目の記事です!


今日は弟が飲み会で帰りが遅いし晩飯の支度もしなくて済むので、一人の時間がとても多い。

一人の時間は虚しく、西陽が暮れる頃が一番さみしい。


今はもう真っ暗なので、ちゃちゃっとブログアップします。




今回はある兄弟のハナシ。


自己紹介に書きましたが、ワタシは一人っ子なので兄弟はいません。


はて?
じゃあタイトルの兄弟とは?


ワタシの大切な人生の伴侶と言ってもいいでしょうか。

出会ったときから今まで、かれこれ5年以上の年月が経ちます。


彼には4つ離れた兄がいて、都内で二人仲良く10年以上アパート暮らしをしています。


ワタシの伴侶になるのは、兄の方ではなくて次男の弟。


名前や個人的なことは、プライバシー上載せられないので、紛らわしいですが兄・弟(もしくは彼)と表記させていただきます。わかりにくくてすみません。


彼は同じ職場で知り合った、ワタシより4歳上の男性です。


B型で、とにかくマイペース。
自分の決めた小さなルールには非常に細かく、几帳面なのだかそうじゃないんだか、謎の多い人です。

実家から持ってきたVHS(なつかし笑)で映像を見ると、幼少期の彼は姉と兄が騒ぎ遊んでいる後ろで、キーコーキーコーとのんびり三輪車を懸命に漕いでいるようなマイペースっぷりでした。

少年時代は兄弟ともに野球漬けの毎日で、若干15歳で地元を離れ、寮生活をしていたそうです。


職場で知り合った頃は、いつも元気な挨拶をしてくれるのに、余計な会話には入らない。

ささっと昼食を済ませたら、すぐに喫煙所にいってなかなか話したことなんてありませんでした。

何回飲みに誘っても断られて、やっと飲みに行ける!と日程を約束して食事しました。

何回か食事をしてるうちに、

●美味しいものを食べるためなら妥協を許さない!

っていうプチグルメなところがどこかワタシの父親に似てる気がして。

『おいしいー!!ってご飯食べて、鼻ほじほじ平気でするような、そんな楽な子がタイプっすかね~(タバコ吸いながら)』

と話したのが懐かしいです。


そして兄。
弟とは真反対の性格で、ワタシとそっくり!

人見知りで、自分のテリトリーが確立されていて、人間観察が鋭いのなんの。

店を出ると『さっきあの端に座っとった客さぁ…』とワタシと同じ感想を愚痴るほどです。笑

出会ってから今に至るまで相当な時間はもちろん掛かっていますが、兄弟の仲の良さは、今までワタシが出会った中でダントツで、そこに妹のように迎え入れてくれたのは、優しい優しい兄です。

兄が、弟と妹(勝手に(笑))を大切に想うのと同じ位、弟もワタシもいつも兄を想っています。

ワタシが初めてパニック発作で外のバス停で倒れていたとき、連絡もとれない状態だったのにも関わらず、大汗をかいてワタシのところに駆けつけてきて、そばにいてくれたのは弟(彼)でした。

そこから毎日のように夜中に発作が起きて、意識が朦朧としているワタシを大きな声で名前を呼んで『しっかり!!』と看病してくれたのも、すべて弟(彼)でした。

おかげでワタシの今がある、と言っても過言じゃない。

さらに弟(彼)は、兄にワタシの心の病気の話をしてくれました。

どんな答えが返ってくるのか、正直すごく不安でしたが、兄から返ってきた言葉は、

『実はさ、わしもそんなことあったんぜ。
ちょうど23,4くらいやったっけ?でも大丈夫だよ、絶対治るから。』

でした。


たった15年間しか両親と生活をしてこなかった兄弟だからこそ、故郷の家族を想う優しさや、大切な人を守る強さがすごくて。



今ワタシは、毎朝必ず顔を合わせておはようと挨拶をして弟(彼)を送り出してから、帰ってくるまでの時間を、こういったものを記しながら家事をのんびりして過ごしています。

家にいるのに何もする気が起きなくて、部屋のなかが、朝出掛けたまんまの状態で夜を迎えることもあります。

考えすぎて鬱状態に陥り、泣きすぎてボロボロになっていても、弟(彼)はなぜかよく頑張りましたねとワタシを褒めるんです。

元気で1日いてくれてよかった、と褒めてくれるんです。

そんな弟が先日ついに、家事もろくに出来ないワタシを“婚約者”と続柄に記入させて、賃貸のマンションの一室を契約しました。

高校時代から苦楽を共にしてきた兄弟が、ついに別々の家で人生を歩むことになるのです。

どうか、お兄ちゃん幸せになりますように。と、なぜかワタシと弟は声には出さず心で祈っていました。笑


ワタシがこの先どうしようと真っ暗になった絶望の時期に、俺たちなんてもっとヤバイときあったよなー?と笑いにしてワタシの心を守ってくれた救世主が二人もいました。

兄弟よ、いつもどうもありがとう!!