【発作襲来】始まりは一本の大根、終わりはおにぎり3つ
こんにちは。
不思議~
ワタシがこの“雲外蒼天ダイアリー”を初めてから、まだ一度も曇りだったことがありません。
今日もしっかり青空!
外の空気を吸おうとベランダの戸を開けると、少しだけ暖かい。
あー、そうだ、もう12時。
最近避けていたテレビをつけると、もうヒルナンデスがやっていました。
今日は身体の調子がイマイチです。
朝も気持ちよく起き上がれないし、
目覚まし時計が鳴るたびに思いっきり叩いて止めて、また数分後に鳴って、叩いて止めて、を繰り返しました。
おてんきでよかった。
もし今日雨でも降ろうものなら、ワタシはどんよりした1日を過ごしたはずです。
昨晩、家でひとり、夕飯の支度をしていました。
手羽元と大根の煮物を作ろうとしていたときでした。
お鍋にお湯を沸かして、
出汁を作ってから
手羽元を入れて
大根を入れて味付けをする。
煮物は何度も作ってきましたし、手順だってしっかり解っていました。
ただ大根の切り方を間違えました。
ワタシは桂剥きが苦手なので、いつもは使う分だけ大きく切って、先に皮剥き器(いわゆるピーラー?)で皮を剥いてから、適当な大きさに切るのです。
でもその時は何故か、先に適当な大きさに切ってしまった。
ただそれだけのことなのに、ワタシは冷静さを保てませんでした。
ふつふつとお鍋のお湯が沸騰する。
その“ふつふつ”が何故か怖くて、
手羽元をパックから取り出して投げるように入れました。
当たり前にお鍋は一度ふつふつが治まって、どんどん手羽元が白に変わっていくのを見ていました。
でも、ワタシは逆。
気持ちのふつふつが治まらなくて、切ってしまった適当な大きさになった大根をただ見ていました。
手が震えて、適当な大根の皮をピーラーで剥くだけのことが絶対に無理な状態になっていました。
とりあえず包丁をシンクに突っ込みました。
そして、火を止めました。
彼の故郷から送っていただいた、だし醤油を入れたあと、お酒と酢を少しだけ入れて、味見もできないまま。
そこまでが限界でした。
頓服薬をすぐ飲んで、
大丈夫、大丈夫、大丈夫!って心の中で唱えたけど全然治まらないふつふつ。
10分くらい経って、心が落ち着いてきたので、台所に行ってもう一度リベンジしました。
仕上がりは諦めてましたから。
どうせ美味しく仕上がるわけないんだから。
本当は弱火にかけて、じっくり煮るのが『煮物の鉄則』です、おそらく。
火も止めたし、お鍋の中の手羽元は中途半端にピンクを残して出来上がりを待ってるんですよ。
かわいそうに。
結局大根も無事に煮物の仲間入りして、皮が剥かれたり剥かれてなかったり、不格好だったけどできあがりました。
「ごめん、煮物うまく作れなかった。今日は美味しくないかもしれない。」
もう本当に、いつもタイミング悪く襲来してくる。
しかも今回はひとりで料理してるときで、初めての経験でした。
残念です。
いつ襲来してくるかわからない奴等に、もっと恐怖をおぼえました。
でも!
今回ワタシは襲来してきた奴等に、結果的には勝つことができました!
さらに!
「ヤバイ」と思ったときにまずワタシは
- 家族にLINEしてSOSをだした
- 危険な包丁をシンクに入れた
- 一時的に火を止めた
- 美味しく出来上がることを諦めた
という回避行動がとれたのです。
冷静さはなかったものの、これらをしなかったことでもし大惨事になっていたら、と考えたらワタシは前より強くなったと思いました。
さらに!!!!!
『味100点!美味しい!』
疲れきってしまったワタシは、食欲気力もダウンして、なんだか脱け殻のようでした。
でもそれまでの経緯を話すと、
『全然ごめんねじゃないよ!強くなったね。ありがとう。』
家族や親友からも、安心の連絡が届きました。
あぁ、よかった。
ワタシの発作を落ちつかせてくれた、魔法の呪文を知りました。
丸めたお布団にぎゅーーーーってしがみついて、
おにぎりおにぎりおにぎりー!!!
と叫んだら、奴等は『対戦相手をまちがえた。今日は引き上げよう。』と去っていきました。
近所の皆様本当にご迷惑おかけしました。
※なんでおにぎりなのかは、ワタシも全くわかりません。笑