雲外蒼天ダイアリー

接客・販売系企業に勤めて8年。多忙な毎日の積み重ねで、自律神経失調症・パニック障害を発症しました。今人生初の長期療養中でお休みしています。読書や映画鑑賞が大好き!感情移入の速さが人並みを超えています… シンプルで無駄のないミニマリストに憧れる27歳のアラサー女です。命あるものの心身と向き合いながら日々好奇心や親切心を大切に人生謳歌中です。ジャンル問わず様々なことを書いていきます。どうぞゆっくりご覧下さいませm(__)m♪

【映画レビュー】あなたへ

こんばんは。


今日はやっぱり思った通り体調が1日優れませんでした。


TSUTAYAの返却期限が明日ということをすっかり忘れていて、まだ観れていなかった映画を鑑賞することにしました。


ネットで簡単に映画を観れるのは、宣伝などを見て知ってはいるけど、ワタシはいつもTSUTAYAにお世話になっております。笑


たった数百円で、郵便返却ができるなんて、便利な世の中になりましたね~。


ワタシの“時代についていけてない具合”が酷すぎるのはさておき。


今回は身体に気をつかって、横になりながら失礼します。




あなたへ



を観ました。


名俳優、高倉健さんの遺作となった作品です。


降旗康男監督が手掛けたこの映画、いつか観たいと思っていたんです。


母が昔から大好きだった高倉健さんの映画を、実はワタシはまだ一度も観たことがありませんでした。


高倉健さんが亡くなられたとき、テレビでは全局でニュース速報として訃報が流れていましたし、高倉健さんがどれだけ素晴らしい役者さんなのかは、知っていました。


ただ、高倉健さんのスゴさをワタシなんかが観て、感じることができるのか?


安易な気持ちで観ることが、失礼なような気がしていました。



DVDを入れてから、番宣が数分流れます。


涙もろいワタシは、“ツナグ”の番宣予告で既にティッシュ片手に涙していました。笑


ネタバレになってしまいますし、是非観たことない方にはオススメできる作品でしたので、今日は手短にしたいと思います。


一言で言うと

衝撃


です。
作品自体はもちろん素敵なストーリーでした。
登場人物は多いですが、それぞれの役の人柄も素晴らしかった。


富山県立山連峰山口県の下関、長崎県の平戸などなどの景色も素晴らしく綺麗でした。


ただ何よりも、ただ何よりも、

高倉健という一人の名俳優のすべてに衝撃を受けました。




80歳を越えてるようには見えませんでした。



冒頭の夫婦でなんてことない会話をしているシーンですら、涙が出ました。



もーう、こういう時に限って頭が働かなくて、言葉で表現するのが難しい!


夜の港でただ座って、長崎の海を見つめるシーンなんてセリフが一切ないんです。


なのに、その高倉健さんの存在、シワひとつひとつからも哀愁というか、観ているこちらを切ない気持ちにさせる何かが漂っていて、


日本映画を代表する数々の作品に主演してきた方ですから、そりゃすごい演技をするんだろうとは思ってましたけれども!


まさかここまで衝撃を受けるとは思いませんでした。


ワタシは高倉健さんのスゴさに、やっと衝撃を得られるまでなったか!


と少し嬉しかったり。



いつも映画を見たあとは、どんな学びがあったか、結局何を伝えたかったのか、結構探ってしまうんですけど、


今回はそんなの深堀る必要がないほど、高倉健さんという長い歴史を生き抜いた日本の名俳優に、強いパワーを戴きました。


パワーを戴きましたので、はい

ワタシは起き上がり、夕飯の支度をします!


いざとなったら“おにぎりの呪文”!


まとまりのない文を、最後までお付き合い頂きどうもありがとうございました。