【パニック障害】行動範囲がどんどん狭くなる寂しさ
こんにちは。
前にも記述した通り、ワタシのこの雲外蒼天ダイアリーは、読んだ人があたたまるようなブログにしようと決めています。
ただ正直に、今ワタシが闘っている心の病を知ってもらい、これを読んだ同じ症状を抱えてる誰かが、仲間はいるんだと安心してもらえたらと思い、この記事を書き始めました。
最近立て続けに発作や痺れが続いているので、自分の整理のためにもです。
パニック発作
原因は様々ですが、引き金になるものがあるかないかで、タイプが変わります。
- 不特定な状況で起こるタイプ
- 特定の状況で起こるタイプ
- 上記どちらでもなく、起こらない場合もあるタイプ
ワタシの場合、まず人の多い場所や満員電車はもう完全にNGです。
とはいえ、通っているクリニックは都内でめちゃくちゃ人が多い。
だけど回数重ねていくうちに、“病院に行くため”という安心できる目的があるから大丈夫なんだと思います。
パニック発作の特徴は、
- ワケもなく不意に起こる
- 繰り返し起こる
- 一日中、いつ起こるかわからない
厄介でしょう?
しかもどんな風になってしまうかというと、
- 心臓がバクバクし、破裂しそうになる(破裂なんてしないのに)
- 手や足の先が痺れる
- 呼吸の仕方がわからなくなる
- 気分が悪くなり吐き気が起こる
- めまい、失神
などなど人によって症状は様々でしょうが、ワタシはこんな感じです。
ただし、こういった症状はほとんどの場合、何時間も続くわけではなく数十分で治まるのです。
ワタシは自分がそうなるまで、この病気のことを病気とすら思っていませんでした。
何でも気の持ちようだと思ってる側の人間でした。(今となってはそんな風に思ってた頃の自分をぶん殴ってやりたい(笑))
なので調子が悪くなると、内科や消化器科、呼吸器科を受診していました。
けれど不思議なことに、身体自体には特に異常なしと言われるのです。(血尿が続いたときはさすがに異常でしたけどね)
そこで同僚の勧めもあり初めて心療内科を受診したのです。
そこで、今まで起きていた発作がパニック発作によるものだということがわかりました。
治療のために薬は処方してもらったものの、それを飲むとどうなるのか怖かったですし、
はぁ。
という感じでただただ先生の言うことを聞くことしかできませんでした。
それからのワタシは、予期不安をもつようになります。
予期不安というのは、「また発作になったらどうしよう」と思ってしまうことです。
それで、過去に発作が起こった場所や、発作が起こりそうな人の多い場所を避けるようになります。
だんだん、人とのコミュニケーションを避けるようになり、特定の人としか会うことも難しくなっていくのです。
理解できないひとには、まったく理解できないと思います。
人ですからね。
ある人から教わった例えです。
私たちの病気は、花粉症のようなもの。
心にビーカーがあって、そこに溜まっていったストレスが、溢れるか溢れないかギリギリのところにいるのよ。そのビーカーの大きさは人それぞれだし、その中のストレスを流したりしながら、調節できるかできないかも人それぞれ。
たしかに。
そのときは冷静に受け止められるんですけど、自分が自分じゃないような感覚に陥ることもあります。
たとえば、今日なんかで言ったら、目と鼻の先にある行きつけのスーパーに昼頃行ったんです。
主婦の皆様は赤ちゃんを抱えて、おばあちゃんはカートを押しながら店内にどんどん入っていくんですけど、もうその“人がたくさん入っていく箱”の中に自ら積極的に入ることができないんです。
それであれば、選べる商品が残り少なくても、混まない時間を選んで行けばきっと大丈夫。
そう思えるワタシはまだ軽度だと勝手に思ってます。笑
だから最近のワタシは、毎朝仕事に出かける彼と同じタイミングで家を出て、あらかじめ買うものを決めておいて、それぞれじゃあね、と別れたあと小走りでスーパーに入ります。
もう、いくらかだなんて見てられません。笑
こちとら必死ですから!
ものの数分で買い物を終わらせて自宅につくと、
『あーーーーーしんどーーーーー』
と布団に倒れこんでしまうのが日課になってしまいました。
今は、“ブログを書くこと”に支えられています。
ブログを綴っている最中に携帯が鳴ると、一瞬ひやりとするんですけど、ブログ読んだよ!とか感想をもらえるととてもホッとして。
ぬるまっこい白湯を飲みながら、窓から青空を眺めるのが、今は一番の治療になっているのかもしれません。
お引っ越しまであとすこし。
今の家を掃除して、引っ越し準備をしたら、きっと心もさっぱりするのかな。
唯一ひとりで乗るのが怖くない電車、黄色い電車を使うところだし。
そこからだったら青空を見ながら移動ができるし。
できること、行けるとこ、ひとつひとつ増やしていこう。