【感謝】存分に自分を楽しむ人
こんにちは!
今日は、ちょいと曇り。
ワタシは今、白湯をすすり、気合いのお団子を高い位置でくくり直してメガネをかけて、窓全開にして、外の空気を思い切り吸いました。
部屋全体の空気が新鮮になったところで、ヒーターの前に半袖のTシャツに着替えて座る。(何故かこうしないと気合いが入らない(笑))
ブログに人の話を載せるときは、必ずこうして毎回気合いをいれています。
でも今日はインフルエンザ菌が入ってしまう可能性があるので、窓はもう閉めます。笑
前談が長くなりすぎました。
今日は、タイトルの通り“存分に自分を楽しむ人”
顧客と店員という距離がない、ある女性のハナシです。
頭と体を休ませる時間ができたことで、7年ほど勤めた仕事を振り返っていくことにしました。
不思議なことに、職場の仲間たちと力を合わせてきた思い出もたくさん出てくるのですが、どうしてもこの方のインパクトが強く、ここに書かずにはいられなくなりました。
ご本人の承諾を得たので、書かせていただきます。
命あるものには必ず終わりがあって、その終わりがいつ来るかなんて誰もわからない。
年を重ねるごとに体力というのは減っていくものだと思っていました。
この職についてから、ワタシは健康に対して意識の高い人を何百人と見てきました。
(ま、ワタシ自身は健康への意識が低すぎて色々患っちゃってますけど。笑)
ただその概念を覆した女性がいました。
ある日、オープンしてそこそこぐらいの頃、店内がてんやわんやで人口密度がインド超え!みたいな日がありまして
たまたまワタシが担当したお客さまが、まさに“存分に自分を楽しむ人”です。
その日接客を担当して、試着のお手伝いをしたときに、ワタシはお客様をガン見。
お客様を、というか身体をガン見。
綺麗に割れた腹筋やら、肩の周りの引き締まりやら、スゴかったんですよねとにかく。
思わず『何を目指してらっしゃるんですか!?』なんて言ってしまうぐらい。
試着のご案内をするまで、要は洋服を着ている状態ではそのスゴさが隠されていて、脱いだらスゴいんですよ。本当に!
彼女が人見知りなのは、初めから気付いていました。
ワタシも同じだからです。
だいたいわかるんです。
だから急に接近するのは、まずいなと思って、適正なサイズを提供してその日はあっさりお買い物は終わりました。
お店に来るお客様は、だいたいみんな何かしらやっていて、仕事のストレスを発散したり、夫に溜まったイライラを発散したり。笑
何回かお会いするうちに、やっと心を開いてくださった彼女は、顧客と店員という程よい距離感をしっかり守ってくださいました。
昔陸上をやってたとか、
ご主人とのハナシとか、
わんちゃんのこととか、
たまにプライベートトークを交えながら、仲良くなっていきました。
休みなくフィットネスジムに通って、パーソナルトレーニングまで受けて、彼女のなかにゆっくりした時間っていうのはあるのか?
いつも疑問でした。
名前で呼び合う仲。
販売する立場として良くないなぁとわかっていながら本当に親しく信頼をしてくれました。
接客回数を重ねていくうちに彼女に初めて、商品ではなく【自己のステップアップ】を提案してみました。
グレードアップ?レベルアップ?
でもそこに一歩踏み出すには、彼女曰く、敷居が高いし無理!と断り続けられていたのを覚えています。
お節介な性格って、あんまり聞こえが良くないですが、時にはめちゃくちゃ役に立つときがあるんです。
ワタシは、その日すごくすごく悩んで悩んで
「強行突破だ。ルールなんて無視しよう。」
勝手にやる気満々になって、彼女が次回お店にきたときにフラれないように、告白の準備です。笑
もうあれは、愛の告白みたいな、ルールにびびりながら、でもやるしかない!と思って。
いよいよ、彼女がお店にきました。
ワタシの“愛の告白”が始まりました。
「あなたには、今よりもっと強くなれる素質が絶対にあります。
敷居が高いと言うならば、ワタシがお供して一歩踏み出すお手伝いをします。」
(桃太郎かよぅ。なにが手伝いだぁ。今日も絶対にフラれるぅ。)
『わかった。あなたがそこまで言ってくれるなら、私チャレンジしてみるよ。』
ヽ(´∀`≡´∀`)ノ
トライアルクラスという初心者向きのクラスにワタシがお供することになったのです。
ワタシもそのジムでの経験は多少あったし(何か理由つけてほぼサボってたけど(汗))当時は体力も今の数倍ありましたから、先方にも協力したいただいて、いざ決行。
初めてそのトレーニングを受けた彼女は、その日にそのジムの会員になって、ずっと通い続けていたスタジオレッスンやパーソナルトレーニングの時間を徐々に削りながら、進化していきました。
ワタシにはできない、そんなこと。
何がそこまで彼女を奮い立たせているのだろう?
「どうでしたか?」
『初めてのことが多すぎて、正直圧倒されたよ。』
真夏の昼間にこんな過酷なトレーニングをやって、疲れたのかと思いきや、キラキラしてました。
ワタシ、へとへと。
彼女、キラキラ。
『この高い敷居を跨げた~!』
と喜ぶ彼女は、これからどこまで自分を強くさせていくんだろう?ともはや尊敬しました。
これをなにも知らず読む方は、きっと彼女がワタシぐらいの方だと思ってる人もいるでしょうが、ワタシより一回り以上歳上の女性です。
ランチして、色々仕事のことや家族の話をして完全にプライベートの時間を過ごしました。
頑張ってる人ってなんかすごく格好よくて、仕事も歌もダンスもなんでも。
彼女の場合、自分自身をあえて敵にして、どんどん勝ち進んでいくんです。弱い自分を倒していくみたいな。
かっこいい。
『あなたのおかげです。ありがとう。』
って言われたとき、販売員としてはルールをやぶった行為かもしれないけど、個人的にはオッケーかなって。
そんな素敵で強くて勇ましい彼女から、今回ワタシのことを心配する連絡がきました。
仕事は大事だし、責任感のあるあなたは色々気になってると思うけど、体あってだし、やっぱりあなたは元気じゃないと。あなたの明るい笑顔から、いっぱい元気貰ったし。焦らずゆっくり休んでね
ダム崩壊。
なにおっしゃいますか、
ワタシはどれだけあなたから力を貰ったことか。
会うたびに進化している姿にどれだけパワーを貰ったことか。
感謝してもしきれないのは、こちらのセリフです。
本当にあのとき桃太郎の愛の告白に応えてくれてありがとうございました。
もっともっと自分を追求して強くなって欲しいです。
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